TONE(トネ)は1938年設立の工具メーカーで、公式サイトに載っている工場は大阪府の2か所とベトナムの1か所です。製品ごとの生産国は公式サイトに書かれていないため、確かめ方とあわせて整理します。

TONEの工具は中国製だと聞きました。品質は大丈夫でしょうか?

公式サイトで確認できる生産拠点は、大阪の河内長野工場・富田林工場と、ベトナムの工場です。製品ページに原産国の欄はないので、気になる型番はパッケージの表示か販売店で確認するのが確実です。
📌 この記事でわかること
● TONEの本社・工場・海外拠点(公式情報)
● 製品の生産国を自分で確かめる方法
● ツールセット・ラチェット・トルクレンチの公式スペックと希望小売価格
● KTC・アストロプロダクツとの違いと、取扱店の探し方
toneの工具は中国製なのか?生産国と品質の実情を詳しく解説


「中国製かどうか」は、公式サイトの情報だけでは製品ごとに判断できません。分かっている事実と分からないことを分け、型番ごとの仕様で選ぶのが現実的です。
まず会社と工場の情報を確認し、そのあとで代表的な製品の仕様を見ていきます。
生産国はどこ?日本製と中国製の違い
TONE公式サイトに載っている生産拠点は、国内が河内長野工場と富田林工場(どちらも大阪府)、海外がベトナム・ドンナイ省の工場です。海外拠点一覧に中国の拠点は載っていません。
| 項目 | 内容(TONE公式サイト) |
|---|---|
| 商号 | TONE株式会社 |
| 設立 | 1938年8月6日(前田金属工業株式会社として大阪市で設立) |
| 本社 | 東京都荒川区東日暮里4丁目7番5号 |
| 本店 | 大阪府河内長野市寿町6番25号 |
| 国内工場 | 河内長野工場(大阪府河内長野市)・富田林工場(大阪府富田林市) |
| 海外拠点 | TONE VIETNAM CO.,LTD(ベトナム ドンナイ省に本社・工場。トルク管理機器及び動力工具の製造など)、TONE AMERICAS,INC.(アメリカ ケンタッキー州。販売) |
ただし、製品ページの仕様欄に原産国の項目はなく、個々の製品がどこで作られたかは公式サイトからは分かりません。気になる場合は次の方法で確かめます。
● 店頭で、パッケージや本体の原産国表示を見る
● 通販は商品ページの原産国欄を見る。記載がなければ販売店に問い合わせる
● 公式サイトにない型番は、問い合わせフォームに型番を送るとTONE製品か確認できる(公式FAQ)
工具の評判は本当?プロが語る品質と信頼性
品質の裏付けとして公式に確認できるのは、ISO9001の認証と、JIS表示許可の取得歴です。
| 年 | 内容(TONE公式サイトの沿革・ISO認証ページ) |
|---|---|
| 1955年 | 日本工業規格(JIS)表示許可 |
| 1998年 | ISO9001(品質マネジメントシステム)の認証を取得。登録範囲は「手動および動力工具類の設計と製造」、審査機関はJQA |
| 2001年 | ISO14001(環境マネジメントシステム)の認証を取得 |
レースの現場での採用は、TONE公式のサポートチーム・選手紹介で確認できます。SUPER GT・スーパー耐久・D1などに参戦するチームが掲載されています。
整備士を名乗る人の声は、Yahoo!知恵袋の「自動車整備士の皆様へ TONEの工具にはどういった印象をお持ちですか?」という質問に集まっています。いずれも投稿者の自己申告で、編集部が取材したものではありません。
質問者(「20代中盤若手整備士」と自己紹介):「TONEの工具のシンプルな見た目や手触りが好きです。」
回答者(「二級持ってて、整備士8年くらいやってました」と記載):「TONEというとおじいさん整備士が使ってるような印象はありますが最近はホームセンターとかでも扱いが増えて集めるには楽なんですよね。」
別の回答者(属性の記載なし):「ソケットとか消耗品はTONEでもいいけど、ラチェットとかはスナップオンとか使った方がいい。」
同じ質問で、質問者は職場にTONEを使う人がおらず周囲が「微妙な反応」をするとも書いています。評価は手頃さと入手のしやすさに集まり、ラチェットは海外ブランドを選ぶという意見も並んでいます。
専門誌の見方としては、バイクいじりの専門誌『モトメカニック』の紹介記事(WEBヤングマシン掲載・取材協力:TONE)があります。
「大手工具メーカーとしては珍しいことに、TONEは新製品を頻繁にリリースする。」
一方、「整備士の何割が使っている」といった採用率やシェアの数字は、公式・公的な統計では確認できませんでした。口コミを参考にするときは、型番と使い方が書かれているものを選んでください。
工具の寿命について、公式FAQは「製品を寿命と考えられるのはお客様の判断・基準」と回答しています。測定工具など一部の工具には校正期限が設けられています。
工具箱の作りと特徴をチェック
TONEの金属製ツールケース「BX331」は、スチール製の3段式両開きで、メーカー希望小売価格は26,300円です。ツールセット「TSS4331」のケースにも使われています。
| 項目 | BX331の仕様(公式製品ページ) |
|---|---|
| 形式 | 天面フラットV形3段式両開きケース |
| 材質 | スチール |
| 寸法 | 幅433×奥行220×高さ240mm |
| 質量 | 6,400g |
| 色 | レッド・シルバー・ブラック |
| 特徴 | ケースの角部にガード機能を追加 |
公式の注意事項は「ケースから工具を出し入れする時は、手を挟み込まないように注意」です。鍵をなくした場合は鍵・シリンダーセットを購入でき、販売店への問い合わせにはケースの製品番号(またはツールセットの品番)とシリンダーに書かれた番号が必要です。
工具セットのおすすめモデルを紹介

公式サイトに掲載されている代表的なセットは、ソケット中心の「MX300」、機械整備向けの「TSS4331」、自動車整備向けの「TSA3331」などです。
| 型番 | 点数 | 差込角 | 用途(公式の説明) | メーカー希望小売価格 |
|---|---|---|---|---|
| MX300 | 27点 | 9.5mm | 産業機械、自動車などの整備に必要な工具を厳選したソケットレンチセット | 43,290円 |
| 700S | 46点 | 12.7mm | 各種産業機械用 | 74,510円 |
| TSS4331 | 53点 | 12.7mm | 各種産業機械用 | 99,380円 |
| TSA3331 | 61点 | 9.5mm | 自動車整備用&各種産業機械用 | 118,000円 |
| TSX950 | 86点 | 9.5mm・12.7mm | 自動車整備用&各種産業機械用(差込角9.5mmと12.7mmを揃えたセット) | 178,900円 |
価格は公式サイトに表示されているメーカー希望小売価格で、実際の販売価格は店によって違います。車やバイクの整備が中心なら差込角9.5mm、大きなボルトを扱うなら12.7mmのセットから選ぶと絞り込みやすくなります。
工具セットが激安で買える理由は?
公式サイトの価格はメーカー希望小売価格で、販売店は独自の販売価格を付けるため、店によっては大きく安く見えます。加えて、公式FAQには次の2つの説明があります。
| 公式FAQの説明 | 買う側が確認すること |
|---|---|
| 特定の店舗でしか買えない限定販売品や、セール時限定の期間限定製品は、カタログに載っていないことがある | 型番を控え、公式の製品検索で見つからなければ問い合わせる |
| 製品番号に「HP」が付くものはホームセンターパッケージで、陳列用のフックに掛けられる | 型番の「HP」の有無を見る |
極端に安い出品を見つけたときは、型番・点数・入組品番を公式の製品ページと比べてください。公式サイトにはセール情報一覧のページもあります。
工具セットはアストロ製品とどう違う?
大きな違いは、TONEが工具メーカーであるのに対し、アストロプロダクツは自社オリジナル商品とメーカー品を販売する工具専門店という点です。TONE公式の取扱店一覧には、量販店としてアストロプロダクツも載っています。
| 項目 | TONE | アストロプロダクツ |
|---|---|---|
| 事業 | 作業工具、トルク管理機器、ボルト締結機器の開発・製造・販売 | 工具・DIY用品の販売(オリジナル商品とメーカー品) |
| 保証 | 公式サイトに一律の保証期間の案内は見当たらない。FAQでは、ツールケースの不具合は購入した販売店経由で対応すると案内 | オリジナル製品は、保証表記のあるものが購入後180日。特段の表記がない物に保証はない |
| 保証の条件 | ― | 正常な使用状態での故障が対象。販売証明(購入証明)が必要 |
価格だけで比べず、保証の期間と条件、修理や部品の窓口をあわせて確認すると、自分の使い方に合うほうを選べます。
ラチェットの性能や使い心地を検証
TONEの首振ラチェットハンドル「RH3FH」は72枚歯で送り角5°、メーカー希望小売価格は8,150円です。編集部では使用テストを行っていないため、公式の仕様に加えて、専門誌の記事と購入者レビューを出典付きで紹介します。
| 型番 | 品名 | 歯数・送り角 | 寸法・質量 | メーカー希望小売価格 |
|---|---|---|---|---|
| RH3FH | 首振ラチェットハンドル(ホールドタイプ) | 72枚歯・5° | 227×27×26.5mm・305g | 8,150円 |
| RH3FHX | 超ロング首振ラチェットハンドル(ホールドタイプ) | 72枚歯・5° | 427×32×26.5mm・470g | 12,230円 |
どちらも差込角は9.5mmで、ワンプッシュでソケットを交換できるソケットホールド機構と、15度ずつ調整できる首振りを備えています。修理用のリペアキット(RK-RH3FH)も販売されています。
送り角が小さいほど、ハンドルを大きく振れない狭い場所で回しやすくなります。公式の注意事項は「操作はゆっくりていねいに」「左右の切り替えは完全に」の2点です。
実機を扱った記事では、バイクブロス・マガジンズ(記事提供/モトメンテナンス編集部、取材協力/TONE)がRH3FHとRH3Hを取り上げています。
「使い勝手や品質は高級ブランドのハンドルと同等ながら、実勢価格がかなりリーズナブルなのも魅力のポイントだ。」
購入者の声は、通販モノタロウの商品レビューで読めます。同じ72枚歯のRH3H(首振りなし・ホールドタイプ)のページには、差込角違いの型番も含めてレビューが17件あり、良い評価と不満の両方が載っています。
建設業・工事業(用途:機械設置作業):「ラチェットの感じがカチッとして遊びも最適。」
製造業(用途:機械メンテナンス):「購入して1年も経っていないうえ、使用回数も多くありませんが、ラチェット切り替えレバーが破損しました。」
首振りタイプのページのレビューは3件で、全長327mmのRH3FHLなど柄の長い型番への投稿です。
製造業の法人ユーザー(用途:ネジ等の締付作業・対象はRH3FHL):「永年使用の定番製品です。」
使いやすさと価格への評価が多い一方で、切り替えレバーが割れたという報告もあります。不具合が出たときの修理や部品の窓口を、購入前に確認しておくと安心です。
toneの工具は中国製でも信頼できる?購入前に知っておきたい選び方と比較


購入前に比べたいのは、精度の表記、校正の条件、不具合が出たときの窓口です。ブランド名よりも、型番ごとの仕様と買う店で差が出ます。
トルクレンチ、KTCとの違い、買える場所の順に説明します。
電動トルクレンチの精度と使い方のコツ
TONEの電池式デジタルトルクレンチの一つが「ラチェットデジトルク」で、T3DT60Hの精度は±3%です。公式FAQによると、この精度は読み取り値に対する精度を指します。
| 項目 | ラチェットデジトルク T3DT60H | プレセット形トルクレンチ T3MN50 |
|---|---|---|
| 方式 | 電池式(単4形アルカリ乾電池×2)。LEDランプ・ブザー音・液晶表示で知らせる | 機械式。デジタル表示値を読んでトルクを設定する |
| 測定範囲 | 12~60N・m | 10~50N・m |
| 精度 | ±3% | ±3% |
| 測定方向 | 両回転 | 右回転(時計回り)のみ |
| 記録 | 測定値を最大250件保存。USBケーブルと通信ソフトCDが付属 | ― |
| メーカー希望小売価格 | 47,500円 | 25,900円 |
どちらも校正証明書(トレーサビリティ体系図付)が付属します。T3MN50の製品ページには、使い続けるうえでの条件が次のように書かれています。
● 校正証明書の有効期限は、未使用の場合で校正日より3年まで
● 3年未満で使い始めた場合は、使用開始より1年間もしくは締付回数10万回まで
● 定期点検の目安は1年に1回、もしくは10万回の使用ごとに1回(有償)
● 「カチッ」という音やショックが感じられなくなった時は故障。修理・点検が必要(有償)
公式FAQでは、目盛は能力範囲内で設定し、保管時は能力最小値に合わせるよう案内されています。
TONEとKTCを比較!品質・価格・サポートの違い
どちらも国内に自社工場を持つ工具メーカーで、TONEは大阪府、KTC(京都機械工具)は京都府と石川県に生産拠点があります。
| 項目 | TONE | KTC(京都機械工具株式会社) |
|---|---|---|
| 設立 | 1938年8月6日 | 1950年8月2日 |
| 本社 | 東京都荒川区(本店は大阪府河内長野市) | 京都府久世郡久御山町 |
| 国内の生産拠点 | 河内長野工場・富田林工場 | 久御山工場・羽咋工場(石川県羽咋市) |
| 上場 | 東京証券取引所スタンダード市場 | 東京証券取引所スタンダード市場 |
価格やシェアを比べた公的な統計は確認できなかったため、比べるときは同じ差込角・同じ点数のセットを型番どうしで見比べてください。
TONEの修理・校正は公式サイトのフォームから依頼でき、送料は依頼者の負担(元払)です。電動工具・パワーレンチの修理見積には、見積代金(分解工賃)として11,000円(税込)の事前振込が必要になります。
工具のオンラインショップ活用法

TONE公式の取扱店一覧に載っているネット通販は、Amazon・ミスミ・モノタロウの3つです。公式FAQも、購入については取引のある販売店、公式サイト掲載の販売店、通販サイトへ問い合わせるよう案内しています。
● 公式の製品検索で、型番・メーカー希望小売価格・入組品番を確認する
● 取扱店一覧のリンクから通販サイトへ進む
● 届いたら、入組品番の表と中身を照らし合わせる
● 公式サイトにない型番は、問い合わせフォームで確認する
RoHS証明などの各種証明書は、販売店で買った場合は販売店を通じて発行されます。仕事で使う予定がある人は、買う店を決める前に確認しておくと手戻りがありません。
toneの正規代理店で購入するメリットとは?
メリットは、部品や証明書の相談を「購入した販売店経由」で進められる点です。公式の取扱店一覧には、ネット通販3社のほか量販店20社と、都道府県別の販売店が載っています。
| 困りごと | 窓口(TONE公式FAQ) |
|---|---|
| ツールケースの引き出しがロックしない | 購入した販売店へ問い合わせる。販売店を経由してTONEが対応する |
| リペアパーツが欲しい | 一部製品に用意がある。本体を買った販売店か、公式サイト掲載の販売店・ネット通販に問い合わせる |
| 購入前にデモ機で確認したい | 一部製品に用意がある。取引のある販売店か、公式サイト掲載の販売店に問い合わせる |
| 各種証明書が必要 | 販売店で購入した場合は、販売店を通じて発行される |
取扱店一覧にはカインズ、コーナンプロ、ジョイフル本田、ナフコなども含まれます。近くの店を一覧から探し、型番を伝えて在庫と価格を確認してください。
まとめ:toneの工具は中国製でも安心?品質と選び方のポイント

toneの工具が中国製かどうかは公式サイトでは製品ごとに確認できず、公式に載っている生産拠点は大阪府の2工場とベトナムの工場です。
● 設立は1938年。ISO9001は1998年に取得
● 生産国は、パッケージの表示か販売店で確かめる
● セットは差込角と点数、トルクレンチは精度±3%と校正の条件を見る
● 公式の取扱店一覧にある店で買うと、不具合や部品の相談先がはっきりする
気になる型番を公式の製品検索で調べ、仕様とメーカー希望小売価格を控えてから、販売店の価格と比べてみてください。
📄 関連記事
📚 参考文献・出典
・TONE 製品情報 – 首振ラチェットハンドル RH3FH
・TONE 製品情報 – ラチェットデジトルク T3DT60H
・TONE 製品情報 – プレセット形トルクレンチ T3MN50
※ 本記事の数値・条件は、上記のメーカー・店舗・公的機関の公表情報をもとに記載しています。価格や仕様は変わるため、購入前に各公式ページでご確認ください。


