家具チェーン・ニトリの本革ソファがひび割れる・剥がれるときは、まず「本革の部分か、合成皮革の部分か」を見分けるのが出発点です。素材によって手入れ方法も保証の扱いも変わります。

ニトリの本革ソファの表面がひび割れてきました。手入れで直せるのか、修理に出せるのか、買い替えなのか、どう判断したらいいですか?

最初に、傷んでいるのが本革か合成皮革かを商品ページや取扱説明書で確認してください。ニトリの品質保証は本革のひび割れや合皮の加水分解を対象外にしているため、手入れと修理・買い替えの判断を分けて考えるのが近道です。
📌 この記事でわかること
● ニトリ公式が案内している本革ソファの手入れの頻度と、使ってはいけないもの
● 「本革」と「合成皮革」の表示の読み方と、一部合成皮革のソファの見分け方
● 合成皮革がボロボロになる仕組みと、補修で対応できる範囲
● ニトリの品質保証で対象外になる表皮の劣化と、修理の受付の流れ
【ニトリソファ】本革がボロボロになるのはなぜ?原因とメンテナンスの基礎知識


本革は油分を失うとひび割れやすいと、ニトリのFAQにあります。この章では公式の手入れ方法と補修の目安を扱います。
手入れの頻度や使ってよいクリーナーは、ニトリのFAQと商品ページに書かれています。
補修の基本ポイント
表面が乾いて細かくひび割れている段階なら、本革専用のクリーナー・クリームでの手入れを先に行います。革が薄くなって裂けている、中の素材が見えているといった状態は、手入れでは元に戻りません。
| 状態 | まずやること | 補足 |
|---|---|---|
| 表面がテカテカしてきた | 本革専用クリーナーで汚れを落とす | ニトリFAQでは汚れてきた目安とされている |
| 細かいひび割れが出ている | クリーナーで手入れし、それ以上広げない | 割れ自体が消えるわけではない |
| 表面が剥がれた・裂けた | 市販の補修材で目立たなくするか、買い替えを検討 | ニトリは生地・カバーの張替えを行っていない |
⚠️ 注意
本革にシンナー・ベンジン・中性洗剤は使わないよう、ニトリのFAQに書かれています。汚れは革専用のクリーナーで落とします。
本革ソファのメンテナンス方法は?
ニトリのFAQでは、普段は柔らかい布でホコリを払う程度で十分とし、汚れたら革専用クリーナーで落とすよう案内しています。付着した汚れを長時間放置すると、染みついたり変色したりする可能性があるとも書かれています。
使い始める前には、革専用の保護クリームを塗ることもすすめられています。汗や油脂などの汚れを付きにくくするためです。
置き場所については、直射日光に長く当たると劣化やひび割れの原因になるため窓際は注意するよう、同じFAQに書かれています。
手入れの正しい頻度と手順
ニトリのFAQは、3~6カ月ごとに専用クリーナーで手入れすることをすすめています。表面がテカテカしてきたら汚れてきた目安です。
商品ごとの説明に別の頻度が書かれている場合もあります。たとえば公式通販の「2人掛けワイドソファ 本革(一部合成皮革)タイプ(Sステイツ)」(幅182×奥行90×高さ86cm・表示価格99,990円)では、本革部分は「4-5ヶ月に1度はクリーナーでのお手入れが必要」とされています。
手元のソファの取扱説明書がある場合は、そちらの頻度を優先してください。手順は次の順で進めます。
① ホコリを払う(日常)
柔らかい布で表面のホコリを払います。強くこすらず、縫い目のホコリも落としておきます。
② 専用クリーナーで汚れを落とす(3~6カ月ごと)
クリーナーは目立たない場所で色落ちしないか試してから全体に使います。
③ 保護クリームを薄く塗る
布に少量取って薄く伸ばし、余分は拭き取ります。厚塗りはベタつきやホコリの付着につながります。
評判は実際どう?

「ボロボロになった」という評判を読むときは、劣化した場所が本革か合成皮革かを見分けることが先です。ニトリの本革ソファには、体が触れる部分だけが本革で、ほかの部分が合成皮革のモデルがあるためです。
前述のSステイツの説明では、座面・背面・肘部に本革を使い、その他の体にあまり触れない部分に合成皮革を使っていると書かれています。合成皮革は側面・裏面などに使用とされ、本革部分とは手入れ方法が分かれています。
口コミから分かる劣化の傾向
ニトリのFAQは、合成皮革ソファの表面剥がれの原因として、油分・水分の放置と、同じ場所に座り続けることによる摩擦を挙げています。
FAQの「合成皮革ソファのお手入れ」に書かれている劣化の条件は次のとおりです。品質保証ではこうした表面の傷みは対象外なので、手入れと置き場所で防ぐことになります。
| 劣化につながる条件(ニトリFAQ) | FAQの対策 |
|---|---|
| 汗や整髪料などの油分、飲み物やペットのおしっこなどの水分を長時間放置する | ぬるま湯で薄めた中性洗剤を含ませ、固く絞った布でたたくように拭く |
| いつも同じ場所に座り、摩擦が集中する | 時々座る場所をローテーションする |
| 直射日光や冷暖房が直接当たる、温度・湿度の変化が激しい場所に置く | 設置場所に注意する |
FAQは合成皮革について「ご使用とともに必ず劣化します」とし、手入れと使用環境で遅らせられると説明しています。
手入れで失敗しないコツ
失敗しやすいのは、本革と合成皮革の手入れ方法を取り違えることです。ニトリのFAQでは、合成皮革は薄めた中性洗剤で拭けますが、本革への中性洗剤は避けるよう書かれています。
| よくある失敗 | 原因 | 対策 |
|---|---|---|
| 本革を中性洗剤で拭いた | 合成皮革と同じ手入れをした | 本革は革専用クリーナーを使う |
| クリームを厚く塗ってベタついた | 一度に多く塗った | 少量を薄く伸ばし、余分を拭き取る |
| クリーナーで色が抜けた | いきなり全体に使った | 目立たない場所で試してから使う |
| 汚れが染みになった | 汚れを長く放置した | 気づいた時点で拭き取る |
| 合成皮革に水分が残った | 水拭き後に乾拭きしなかった | 乾いた布で水分を拭き取る(FAQは水分やクリームの残りを劣化の原因としている) |
【ニトリソファ】本革がボロボロになるのを防ぐ方法と補修・買い替えの判断基準


購入前は素材表示、購入後は保証と修理の範囲が判断材料です。ニトリの品質保証と修理受付の公式案内をもとに整理します。
まず素材表示の読み方から確認します。
本革と厚革の違いは劣化にどう影響する?
劣化のしかたを左右するのは、まず「本革か合成皮革か」と「どの部分に使われているか」です。消費者庁の手引きの張り材の表示名に「厚革」はないため、購入時は表示されている素材名を確認します。
消費者庁の「製品別品質表示の手引き(椅子、腰掛け及び座椅子)」では、皮革は「皮革」の用語にその皮革の名称を括弧書きで付け、合成皮革は「合成皮革」と表示します。前述のSステイツの素材欄は「皮革(牛革)/合成皮革」です。
| 表示の例 | 意味 | 手入れの考え方 |
|---|---|---|
| 皮革(牛革) | 牛革を張り材に使っている | 革専用のクリーナーで手入れする |
| 合成皮革 | ニトリFAQでは主にPVC(塩化ビニール)・PU(ポリウレタン) | 商品の取扱表示に従う(Sステイツの例では水拭き・中性洗剤可) |
| 本革(一部合成皮革)(商品名の例) | 部分によって素材が違う | 部分ごとに手入れを分ける |
後悔につながりやすいポイントとは
後悔につながりやすいのは、素材の使用範囲と保証の範囲を確認しないまま購入することです。購入前に次の点を商品ページで確認しておきます。
● 張り地のどの部分が本革で、どの部分が合成皮革か
● 商品説明に書かれた手入れの頻度とクリーナーの種類
● 保証期間(ソファは5年・一部30年)と、表皮の劣化が対象外になること
● 窓際やエアコンの風が当たる場所に置かないか
ニトリ合皮ソファボロボロ、修理はどこまで可能?

ニトリはイスやソファの生地・カバーの張替えを行っておらず、座面部分の張替えも行っていません。剥がれた合成皮革をニトリで張り替えてもらうことはできません。
修理の受付自体はあり、ニトリのFAQによると対象はニトリ製品で、購入を証明するもの(レシート・メール・メンバーズカード・注文履歴)が必要です。流れは次の4段階です。
● ① 問い合わせて商品の状態を伝え、訪問日を相談する
● ② スタッフが訪問して修理希望品を引き上げる
● ③ 修理の可否・費用・日数の連絡を受け、了承後に修理開始
● ④ 完了後に連絡があり、お届け日を相談する
修理費用に加えて移動費用などがかかり、店舗に持ち込む場合は引き上げ費用は不要と案内されています。座椅子など大型家具以外のインテリア用品は修理できない商品とされています。
ニトリのソファは何年保証ですか?適用条件を確認
ニトリのソファは大型家具として5年の品質保証の対象で、一部の自社工場生産品には30年保証があります。ただし表皮の劣化は、保証期間内でも対象外(有償修理)です。
ニトリの企業サイトの品質保証ページでは、保証期間内でも対象外になる例として次が挙げられています。
| 保証対象外の例(ニトリ公式・抜粋) | 当てはまる場面 |
|---|---|
| 表皮材(生地)の擦り切れ、合皮部分の加水分解や表面硬化、本革の色変化やひび割れ、日光等による退色等 | 表面のひび割れ・剥がれ・色あせ |
| ソファやマットレス等のクッション材のへたり | 座面の沈み込み |
| 日常使用によって生じた摩耗、傷、汚れ、退色等 | 肘掛けの擦れ・汚れ |
| 保証書の提示がなく、保証期間の確認が取れない場合 | 保証書を紛失したとき |
30年保証の対象は、スプリング・フレーム・脚などの構造部品です。骨組みの不具合に備えて、保証書やレシートは保管しておきます。
まとめ:【ニトリソファ】本革がボロボロになるを防ぐ正しいケアと選び方
ニトリの本革ソファを長持ちさせる基本は、素材を見分けて公式の手入れ方法に合わせることです。
● 本革は普段はホコリを払い、3~6カ月ごとに専用クリーナーで手入れする
● 本革にシンナー・ベンジン・中性洗剤は使わない
● 「本革(一部合成皮革)」のソファは部分ごとに手入れを分ける
● 表皮のひび割れ・加水分解・退色は保証対象外で、張替えも行っていない
まずは手元のソファの素材表示と取扱説明書を確認し、手入れの頻度を決めておきましょう。
📚 参考文献・出典
・ニトリネット – 2人掛けワイドソファ 本革(一部合成皮革)タイプ(Sステイツ)
・消費者庁 – 製品別品質表示の手引き(椅子、腰掛け及び座椅子)
※ 本記事は上記の公式・公的機関の公表情報をもとに作成しています。

