「トイレットペーパーホルダーをおしゃれにしたいけど、DIYって難しそう…」「賃貸だから穴あけは無理かも」「100均だけで本当に作れるの?」そんな悩み、トイレの小さな不満ほど毎日じわじわ気になりますよね。
結論から言うと、トイレットペーパーホルダーdiyは、工具が少なくても・100均アイテムでも・賃貸でも、工夫次第で十分に実現できます。やり方を押さえれば、見た目も使い勝手もグッと良くなります。
ただし、勢いで始めると「取り付けたらグラグラする」「石膏ボードに合わず落ちる」「原状回復ができない」「使いにくくなった」という失敗が起きやすいのも事実です。
この記事では、トイレットペーパーホルダーdiyの基礎(選び方・簡単に作れるタイプ・100均の使いどころ)から、賃貸でも安心な付け方、石膏ボード対応、差し込むだけの簡単アイデア、ミシンなしの布系アレンジまで、失敗しない手順と考え方をまとめて解決します。
- ・トイレットペーパーホルダーdiyは「構造」と「壁の種類」を先に押さえると失敗しにくい
- ・簡単DIYは「差し込むだけ」「既存穴を活かす」「貼る・固定する」の発想で進める
- ・100均アイテムは全部を任せず、補助パーツとして使うとコスパと安全性が両立する
- ・賃貸は原状回復が最優先。石膏ボード対策と耐荷重の考え方がカギ
トイレットペーパーホルダーdiyの基礎知識と選び方のポイント

トイレットペーパーホルダーdiyを成功させるいちばんの近道は、作り始める前に「どんなホルダーを、どこに、どう固定するか」を先に決めることです。見た目だけで選ぶと、使いにくかったり、すぐグラついたり、賃貸で原状回復が難しくなったりします。逆に言えば、仕組みと条件を押さえれば、工具が少なくても、100均の材料でも、無理なく“ちゃんと使える”仕上がりにできます。
トイレットペーパーホルダーは一見シンプルですが、実際は「紙を回転させて引き出す」「片手で切る」「芯を交換する」という動きが毎日くり返されます。つまり、負荷が一点に集中しやすい道具です。だからこそ、基本を理解したうえでタイプを選び、固定方法と素材をセットで考えるのがポイントになります。
ここからは、まず最初に知っておきたい基本を整理し、その上で“簡単に作れるタイプ”の見分け方を具体的に解説します。
最初に知っておきたい基本
トイレットペーパーホルダーdiyで最初に押さえるべき基本は、次の4つです。①既存ホルダーの固定方式、②壁の下地(石膏ボードか、木下地か)、③使い勝手の条件(利き手・位置・高さ)、④耐久性(グラつきにくさ)です。これらを見落とすと、「取り付けはできたのに、使うと不満が残る」という状態になりやすいです。
まず、既存ホルダーの固定方式は大きく分けて2パターンあります。壁に台座が固定され、その台座にカバーやアームが付いているタイプと、ベースプレートごと壁に固定されているタイプです。賃貸では特に、元の穴を活かせるかどうかが重要になります。穴の位置が合えば、取り外して付け替えるだけで見た目を変えられますが、合わない場合は追加で穴あけが必要になり、原状回復の難度が上がります。
次に、壁の下地です。トイレは石膏ボードの壁が多く、表面だけにネジを効かせると、時間とともに緩んだり抜けたりすることがあります。反対に、木下地が入っている場所に固定できれば、強度は大きく上がります。DIYに慣れていない方ほど「穴あけ=悪」と思いがちですが、実際は“正しい場所に正しい固定”をすると安全性は上がります。逆に、弱い場所に無理に固定する方が危険です。
そして、使い勝手の条件です。トイレットペーパーは、ただ紙が掛かっていれば良いわけではありません。片手で引き出して、できれば片手で切りたい。芯の交換もストレスなくしたい。こうした動作は、ホルダーの高さ、紙の出る方向、押さえ板(カバー)の有無で大きく変わります。見た目はおしゃれでも、交換のたびに引っかかるホルダーは、毎日だとかなりのストレスになります。
最後に耐久性です。トイレットペーパーを引っ張る力は、思っているより繰り返しが効いてきます。1回の力は小さくても、毎日何度も引くことでネジが緩み、ホルダーが傾き、最終的に壁を傷めることもあります。だからDIYでは「最初の固定」を丁寧にするのが大切です。
ここで、初心者の方が判断しやすいように、まずはチェックリストにまとめます。
- 既存ホルダーの取り付け穴(ネジ位置)は流用できそうか
- 壁は石膏ボードか、木下地が入っていそうか
- 紙の交換は差し込むタイプがいいか、軸を外すタイプがいいか
- 押さえ板(カバー)が必要か(片手で切りたいなら有利)
- 小物置き(スマホ・消臭剤)を追加したいか
- 見た目の素材は木・金属・プラのどれにしたいか
このチェックをしておくと、あとで材料を買ってから「思ってたのと違う」となりにくいです。特に賃貸では、穴あけを避けたい気持ちが先に立つことが多いですが、まずは“今の状態で何ができるか”を冷静に確認するのが成功への近道です。
次に、少しだけ「根拠」として、なぜ“壁の種類”が大事なのかを補足します。一般的に石膏ボードは、木材のようにネジが食い込んで保持される構造ではありません。そのため、適切なアンカーを使わずにネジだけで固定すると、保持力が十分に出にくい傾向があります。これはDIYの現場でよく起こる失敗で、「最初は大丈夫でも、数週間〜数か月で緩んだ」というケースが多いポイントです。だから、石膏ボードかどうかを把握し、必要ならアンカーや別の固定方法を選ぶことが欠かせません。
また、トイレットペーパーを引き出す動作は、横方向の力(引っ張り)と、下方向の力(切る・押さえる)が混ざります。ホルダーにカバーが付いているタイプは、紙を切りやすくなる一方で、カバーを押さえる動作が増え、取り付け部に繰り返しの負荷がかかることがあります。つまり、便利さと負荷はセットです。便利にしたいほど、固定は強く考える必要があります。
ここで、実際に起こりやすい場面を例としてイメージしてみます。たとえば、見た目を優先して軽い両面テープで棚付きホルダーを貼った場合、最初は問題なくても、夏場の湿気や温度変化で粘着が弱まり、棚に置いたスマホの重みが加わってズレることがあります。ズレた状態で紙を引くと、さらにズレが広がり、最終的に壁紙が剥がれることもあります。反対に、穴あけをせずに済ませたいなら、棚に重い物を置かない、軽い小物だけにする、テープの耐荷重と貼り方を守る、といった工夫でトラブルを減らせます。
もう一つの例として、既存のネジ穴を活かしてホルダーを交換したケースです。穴の位置が近いホルダーを選べば、追加の穴あけが不要で、見た目も一新できます。さらに、ネジが効く位置に木下地が入っていれば、グラつきにくく、長く快適に使えます。逆に、同じ穴を使ってもネジが空回りする場合は、下地に効いていない可能性があるため、無理に締め続けるのは避けた方が安全です。
このように、トイレットペーパーホルダーdiyは「デザイン」だけで決めると失敗しやすく、「固定」「壁」「使い方」を合わせて考えると成功しやすい作業です。ここまでの基本を押さえたら、次は“簡単に作れるタイプ”を具体的に選んでいきましょう。
簡単に作れるタイプとは?

トイレットペーパーホルダーdiyで「簡単」と言えるのは、作業の手間が少ないだけでなく、失敗してもやり直しが効きやすいタイプです。具体的には、①既存ホルダーを活かして“見た目だけ変える”タイプ、②穴あけを最小限にして“取り付けを置き換える”タイプ、③差し込む・掛けるなど“壁をいじらない”タイプの3つが代表的です。初心者の方ほど、いきなり木材を切って棚付きにするよりも、まずはこの3分類から選ぶと失敗が減ります。
まず①の“見た目だけ変える”タイプは、既存のホルダーの芯棒(紙を通す部分)やカバーを交換したり、上から被せるカバーを付けたりする方法です。作業はドライバー程度で済み、壁に新しい穴を増やさないケースが多いのがメリットです。たとえば、芯棒を木製の丸棒に変えるだけでも、雰囲気はかなり変わります。さらに、既存のネジ穴を使えるなら、賃貸でもリスクが低めです。
次に②の“取り付けを置き換える”タイプは、ホルダー本体は交換するものの、取り付け穴をできるだけ流用し、必要な場合だけ最小限の追加作業にとどめる方法です。見た目の変化が大きく、使い勝手も改善しやすい一方で、壁の種類に合わせた固定を考える必要があります。DIYとしては中級寄りですが、下準備を丁寧にすれば初心者でも十分に対応できます。
最後に③の“壁をいじらない”タイプは、差し込むだけ・掛けるだけで成立するホルダーです。たとえば、既存ホルダーの芯棒部分に追加パーツを差し込んで棚を作る、突っ張り棒やフックを活用して簡易ホルダーにする、などがこれに当たります。原状回復の観点で安心しやすく、賃貸の方が取り組みやすいのが特徴です。ただし、安定性や耐久性は、②のタイプに比べると弱くなることがあるので、置く物や使い方に合わせて選びます。
ここで、「簡単タイプ」を見分けるための判断基準を、もう少し具体化します。次の表を見ながら、自分の状況に近いものを選ぶと決めやすいです。
| タイプ | 作業の難しさ | 賃貸との相性 | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 見た目だけ変える | 低い(ドライバー中心) | 良い(穴を増やしにくい) | まず雰囲気を変えたい、失敗が怖い |
| 取り付けを置き換える | 中(下地・固定を考える) | 普通(穴あけの有無で変わる) | グラつき改善や使い勝手も変えたい |
| 壁をいじらない | 低い(差し込み・掛ける) | とても良い(原状回復しやすい) | 穴あけゼロで手軽に試したい |
簡単に作れるタイプを選ぶとき、意外と大事なのが「どこまでをDIYとするか」です。ホルダーをゼロから木工で作ると、寸法取り・切断・研磨・塗装・取り付けと工程が増え、初心者ほどミスが重なりやすいです。一方、既存のホルダーを“活かすDIY”なら、工程が短く、達成しやすいです。まずは短い工程で成功体験を作り、その後に棚付きや本格的な木工へ進む方が、結果的に満足度が高くなりやすいです。
また、「簡単=なんでもテープで貼る」ではない点にも注意が必要です。たしかに両面テープや粘着フックは手軽ですが、トイレは湿気や温度変化の影響を受けやすく、貼り付け面の素材(壁紙、凹凸、撥水加工)によっては本来の性能が出にくいことがあります。テープ系を使うなら、貼り付け面の油分やホコリをしっかり落とし、適した種類を選び、耐荷重に余裕を持たせることが大切です。
ここで、もう少し具体的な実例を3つ紹介します。どれも「簡単タイプ」の代表例で、作業のイメージが掴みやすいはずです。
- 実例1:芯棒だけ木の丸棒に交換
金属やプラの芯棒を、同じ太さの木製丸棒に変えるだけで、ナチュラルな雰囲気になります。既存のホルダーの構造を変えないので、使い勝手はそのまま、見た目だけアップデートできます。 - 実例2:既存穴を活かして棚付きホルダーに交換
穴位置が近い製品・パーツを選ぶことで、追加の穴あけを避けられます。棚はスマホや芳香剤など軽い物の置き場になり、トイレの“置き場がない問題”が解消しやすいです。 - 実例3:既存ホルダーに差し込む簡易棚を追加
ホルダーの上部や芯棒周りに差し込む形のパーツを作る(または既製品を活用する)と、壁に手を入れずに機能を増やせます。賃貸で穴あけを避けたい方に向きます。
どの実例にも共通するのは、「最小限の作業で、毎日使う部分の満足度を上げる」という考え方です。トイレットペーパーホルダーdiyは、トイレ全体の印象を変えやすい反面、失敗すると日々のストレスも増えます。だから、初心者ほど“簡単に作れるタイプ”を選び、強度と使いやすさを落とさない範囲で工夫するのが正解です。
このあと記事の次のパートでは、100均アイテムの活かし方や、小物置きを組み合わせるときの注意点など、さらに具体的な選び方へ進んでいきます。まずはここで紹介した基本と簡単タイプの見分け方を押さえておくと、買い物や設計で迷いにくくなります。
100 均アイテムはどこまで使える?
トイレットペーパーホルダーdiyに100均アイテムを使うのは十分アリですが、「ホルダー本体を全部100均で完結させる」よりも、「補助パーツとして上手に使う」ほうが失敗しにくいです。強度が必要な部分は無理をせず、100均は“見た目のアレンジ”や“使いやすさの追加”に回すと、コスパと安心感を両立できます。
トイレは毎日使う場所なので、ホルダーには小さな力が何度もかかります。紙を引っ張る、片手で切る、芯を交換する。これだけでも、取り付け部は少しずつ緩みやすいです。そこに棚や小物置きまで足すと、さらに負荷が増えます。100均の道具が悪いというより、「用途に合わない使い方をするとトラブルになりやすい」と考えるほうが現実に近いです。
まず、100均で揃えやすいのは、次のような“軽い役割”のアイテムです。これらは上手に使えば、DIYの難しさを一気に下げてくれます。
- 見た目を整える系:リメイクシート、木目調シート、マスキングテープ、塗装用の刷毛・スポンジ
- 固定を助ける系:結束バンド、滑り止めシート、耐震マット、両面テープ(用途に合うもの)
- 収納を足す系:小さなトレー、ワイヤーラック、フック、S字フック、カゴ
- 汚れ対策系:保護フィルム、透明シート、拭き取りシート(施工前の脱脂にも)
逆に、100均だけでやり切ろうとして失敗しやすいのは「壁に強く固定して支える」場面です。特に、ホルダーを壁に付け替える、棚付きホルダーを支える、金具をネジで固定する、などは強度が必要になります。ここを無理に簡易な粘着で済ませると、しばらくしてからズレたり落ちたりしやすくなります。
ここで、“どこまで使えるか”を判断しやすいように、成功しやすい使い方と注意が必要な使い方を表にまとめます。
| 100均が向いている使い方 | 工夫すれば可能な使い方 | 避けたほうがいい使い方 |
|---|---|---|
| 飾り・表面のアレンジ(木目シート等) | 軽い小物置きの追加(耐荷重を守る) | 棚付きホルダーを粘着だけで支える |
| 滑り止め・傷防止(保護シート等) | フックで吊るす収納(軽量限定) | 石膏ボードにネジだけで固定する |
| 配線・小物の整理(結束バンド等) | 既存ホルダーを活かした“差し込み”加工 | トイレットペーパーの荷重を一点で受ける設計 |
トイレで特に意識したいのが、湿気と温度変化です。トイレは空間が狭く、換気の状況によっては湿気がこもりやすくなります。粘着系の固定は、貼り付け面が湿っていたり、凹凸のある壁紙だったりすると本来の性能が出にくいことがあります。貼り付け前に表面のホコリや油分を拭き取り、貼ったあとにしっかり圧着し、重い物を載せないなど、使い方もセットで考えることが大切です。
さらに、100均活用のコツとしては「強度が必要なところほど、点ではなく面で支える」意識を持つと安定しやすいです。たとえば、棚を追加したいなら、細いフック1点で吊るすより、ワイヤーラックを2点で支えたり、滑り止めシートでズレを抑えたりする方が安全です。力が一点に集中しないだけで、落下やズレのリスクは下がります。
ここからは、実際に取り入れやすい活用例をいくつか紹介します。材料が揃えやすく、やり直しもしやすいものを中心にしています。
- 活用例1:木目シートで“本体の印象”を変える
既存ホルダーがプラスチックでも、表面の一部に木目シートを貼るだけで雰囲気が変わります。全体を覆うより、正面だけ・棚の天板だけなど、貼る範囲を絞ると剥がれにくく、失敗も目立ちにくいです。 - 活用例2:滑り止めシートで“差し込み棚”の安定感を上げる
既存ホルダーに差し込む形の棚やトレーを置く場合、接触面に滑り止めシートを挟むと、ズレが減りやすいです。強力に固定しなくても、日常のガタつきを抑えられます。 - 活用例3:ワイヤーラック+フックで軽い収納を追加
消臭剤の予備や掃除用シートなど、軽い物を置ける程度の収納を足すなら、ワイヤーラックを使って“引っ掛ける収納”にすると取り外しも簡単です。重い物を置かないルールを決めるのがポイントです。
一方で、100均活用でありがちな失敗も先に知っておくと安心です。たとえば、耐荷重の表示を見ずに「フックが付いたから大丈夫」と考えてしまい、スマホや芳香剤のボトルなどを置いて落下するケースがあります。また、見た目を良くしようとしてリメイクシートを全面に貼った結果、端が湿気で浮いてきて、そこから汚れが入り込むこともあります。こうした失敗は、荷重を軽くする、貼る範囲を控えめにする、端部をしっかり圧着する、といった工夫でかなり減らせます。
つまり、100均アイテムは「材料費を下げる魔法」ではなく、「DIYの難しい部分をラクにしてくれる道具箱」と考えるのが正解です。支える部分は安全第一で設計し、100均は見た目や便利さの追加に使う。ここを守るだけで、仕上がりの満足度は上がりやすくなります。
次に、小物置きを組み合わせる場合の考え方を整理します。ここは便利になる一方で、失敗が起きやすいポイントでもあります。
小物置きを組み合わせると便利?
小物置きを組み合わせると、トイレの「置き場がない問題」が一気に解決しやすく、トイレットペーパーホルダーdiyの満足度も上がります。スマホ、消臭スプレー、予備のペーパー、芳香剤、ちょっとした飾り。こうした物が床やタンク上に散らばると掃除もしにくいので、ホルダー周りに“置ける場所”ができるのはかなり便利です。
ただし、小物置きは便利な反面、ホルダーの負荷を増やす要素でもあります。紙を引く力に加えて、小物の重みが乗るからです。だから「便利にしたい」ほど、置く物の重さ、棚の奥行き、固定方法を丁寧に考える必要があります。ここを雑にすると、グラつきや壁の傷みにつながり、結果的に使いにくくなってしまいます。
まず、置きたい物を整理しておくと、棚の必要サイズが決めやすいです。ここで多いのは、次のパターンです。
- 軽い物:芳香剤(小型)、ミニ観葉植物(軽量)、飾り、予備の袋(軽量)
- 中くらいの物:スマホ、消臭スプレー(小)、掃除シート
- 重くなりやすい物:ボトル類(大)、複数の予備ロール、厚い本、重い小物入れ
基本的には、ホルダー近くの小物置きは「軽い物中心」にするのが安全です。特に賃貸で穴あけを避けたい場合は、粘着や差し込みタイプになることが多いので、重い物まで想定しないほうが失敗を減らせます。
次に、棚の形状で失敗しにくい条件を整理します。小物置きの棚は、広いほど便利に見えますが、広いほどテコの原理で負荷が増えます。奥行きが深い棚ほど、置いた物の重みが前側にかかり、固定部に負担がかかりやすいです。だから初心者ほど、次のような方向で設計すると安心です。
- 棚は「必要最小限の奥行き」にする(深すぎるとグラつきやすい)
- 置く物は「軽い物中心」にルール化する
- 角は丸めるか保護して、体や服が引っかからないようにする
- 水や汚れがついても拭きやすい素材・形にする
- 固定は“点”より“面”を意識し、ズレ止めを併用する
ここで、よくある失敗例を具体的に見ておくと、判断がよりしやすくなります。たとえば「棚があると便利そう」と思って、厚みのない板をホルダー上に付けた場合、スマホを置いた瞬間に板がたわみ、ネジが緩む方向に力がかかることがあります。最初は問題なくても、紙を引く動作が加わることで“揺れ”が増え、最終的に傾いて見た目が悪くなることもあります。
もう一つ多いのは、棚を付けたことで紙の交換がしにくくなるパターンです。棚の位置が低いと、芯棒の着脱がしづらくなったり、手が入りにくくなったりします。トイレは狭いので、ちょっとした干渉が大きなストレスになります。棚を付けるなら、紙の交換動作を実際に手でシミュレーションし、邪魔にならない位置を優先すると失敗しにくいです。
ここからは、実際にうまくいきやすい組み合わせ例を紹介します。DIYの難易度は上げすぎず、使い勝手が上がりやすいものに絞っています。
- 組み合わせ例1:小さめトレーを“置くだけ”で追加
棚を大きく作るのではなく、ホルダーの上に小さなトレーを置ける形にする方法です。置く物はスマホ1台や芳香剤程度に限定し、滑り止めシートでズレを抑えると実用性が出ます。 - 組み合わせ例2:ワイヤーラックで“縦方向”に収納を作る
奥行きで負荷を増やすのではなく、縦方向に小物置きスペースを作ると、テコの負担が増えにくいです。軽い掃除シートや消臭剤など、落下しても危険が小さい物を中心にします。 - 組み合わせ例3:棚は付けるが“置く物を決める”
棚付きホルダーを付ける場合でも、何でも置ける場所にしないのがコツです。「スマホだけ」「芳香剤だけ」など、置く物を決めて重さが増えないようにすると、長く安定しやすいです。
小物置きは便利ですが、トイレットペーパーホルダーdiyの中では、失敗が起きやすい“欲張りポイント”でもあります。だからこそ、いきなり大きな棚を付けるより、まずは小さく試して、必要なら少しずつ改善するほうが安全です。作り直しができる範囲で始めれば、賃貸でも気持ちに余裕を持ってDIYできます。
このあと次の章では、賃貸での付け替えが本当に可能か、失敗しないコツ、石膏ボードでも安心な方法など、取り付け面の具体的な話に進んでいきます。小物置きまで視野に入れている方ほど、次の内容を先に押さえておくと、後戻りが少なくなります。
トイレットペーパーホルダーdiy!付け方・作り方と実践アイデア

トイレットペーパーホルダーdiyで満足度を大きく左右するのが、「どう付けるか」です。デザインを選ぶのは楽しいのに、取り付けでつまずくと一気に面倒に感じてしまいます。特に賃貸では「穴あけしていいの?」「原状回復できる?」「石膏ボードだから落ちない?」と不安が増えやすいです。
結論としては、賃貸でも付け替えは可能なケースが多く、石膏ボードでも適切な方法を選べば安全に取り付けできます。ただし、何も考えずにネジを締めたり、粘着だけで重い棚を支えたりすると、グラつき・落下・壁紙の破れなどの失敗につながります。ここでは「できる/できない」を曖昧にせず、どう判断して、どう進めると安心なのかを順番に整理していきます。
まずは賃貸で本当に付け替えできるのか、その現実的な考え方から確認し、次に失敗しないコツ、最後に石膏ボードでも安心な取り付け方法を具体的に解説します。
賃貸のトイレットペーパーホルダー、付け替えは本当に可能?
賃貸でもトイレットペーパーホルダーの付け替えは「可能な場合が多い」です。ポイントは、原状回復の考え方に沿って、もともとの状態に戻せる範囲でやることです。元のネジ穴を活かせる、穴を増やさずに交換できる、テープや差し込みで取り外せる。このいずれかに当てはまるなら、実現できる可能性は高くなります。
ただし、賃貸で怖いのは「後からトラブルになるパターン」です。たとえば、壁紙を破ってしまった、ネジ穴を大きく広げてしまった、石膏ボードが欠けた、テープが剥がれずに下地まで傷めた。作業中は小さな傷でも、退去時に補修扱いになることがあります。だから、DIYとしての技術よりも前に、「どの程度なら元に戻せるか」を基準に選ぶのが大事です。
ここで、賃貸で付け替え可能かどうかを判断するために、現場で確認しやすいポイントをまとめます。難しい言葉は抜きにして、順番に見るだけで判断しやすくしています。
- 今のホルダーはネジ2本〜4本で壁に固定されているか
- ホルダーを外したとき、元のネジ穴を使えそうか(穴位置が近いか)
- 穴を増やさずに済む取り付け方法を選べるか(差し込み・粘着・既存穴流用)
- 棚付きにするなら、置く物を軽くできるか(スマホ程度までにできるか)
- 撤去するときに跡が残りにくい材料を選べるか(強力すぎる接着剤は避ける)
賃貸の原状回復については、一般的に「普通に暮らしていて自然に起きる範囲(通常損耗)」と「故意・過失や不注意による傷(特別損耗)」の考え方で整理されます。トイレットペーパーホルダーの交換そのものがすぐに悪いというより、交換によって壁が大きく傷ついたり、元に戻せなくなったりすると問題になりやすい、というイメージです。だから、最初から“戻せる設計”にしておけば、心理的にもかなり安心できます。
たとえば、元のネジ穴をそのまま使えるタイプに交換する場合、穴を増やさずに済むので、賃貸でも取り組みやすいです。見た目も変えられて、使い勝手も改善しやすい方法です。一方、穴位置が合わないのに無理に取り付けようとして、追加で穴を開ける、穴を広げる、ネジを斜めに入れる、といったことをすると、壁の傷みが増えやすくなります。
また、粘着で取り付けるタイプは、穴あけを避けられる点で魅力ですが、壁紙との相性が重要です。トイレの壁紙は表面がツルっとしていることもあれば、凹凸があることもあります。凹凸が大きいと接着面が少なくなり、耐荷重が落ちてズレやすくなります。さらに、強力な粘着ほど、剥がすときに壁紙が一緒に剥がれることがあります。ここは「貼れる=安全」ではないので、慎重に考えたほうが良い部分です。
実際のイメージが湧くように、賃貸でよくある実例を3つ挙げます。どれも現実的に起こりやすい場面です。
- 実例1:既存穴を活かしておしゃれなホルダーに交換
元のホルダーを外し、同じ穴位置で固定できる別のホルダーに交換。穴を増やさないのでリスクが低く、見た目の変化が大きいです。 - 実例2:差し込みタイプで棚を追加して“置き場”を作る
ホルダー本体はそのままに、差し込むだけの棚を追加。取り外しが簡単で、賃貸でも挑戦しやすいです。置く物を軽くするのがコツです。 - 実例3:粘着フックで軽い収納を足す
ホルダー周りにフックや小さなラックを設置し、掃除シートなど軽い物だけ収納。重い物を置かないルールなら実用性が出ます。
このように、賃貸で付け替えが可能かどうかは「やっていいか」よりも、「戻せる形でできるか」で判断するとスムーズです。次は、実際に付け替えるときに失敗を防ぐ具体的なコツを整理します。
付け替え を失敗しないコツ
付け替えで失敗しないためのコツは、作業を始める前に「測る」「確認する」「想定する」を済ませることです。トイレットペーパーホルダーは小さなパーツですが、取り付け位置が少しズレるだけで、使いにくさが目立ちます。さらに、壁が石膏ボードか木下地かで、固定方法の正解が変わります。だから、勢いで外して取り付けるのではなく、下準備を丁寧にしてから進めるのが一番の近道です。
ここでは、初心者でも実行しやすいように、失敗を減らす手順を順番でまとめます。難しい道具は前提にしません。
- 今のホルダーの寸法を測る
ネジ穴の間隔、ホルダーの高さ、壁からの出っ張りを確認します。穴間隔が分かると、既存穴を流用できる可能性が一気に上がります。 - 壁の状態を目で確認する
壁紙が凹凸なのか、ツルツルなのか、湿気で浮きがないかを見ます。粘着タイプを考えているならここが特に重要です。 - 紙の動きをイメージする
紙を引く方向、切る位置、交換のしやすさを想像します。棚付きにするなら、手が入るかどうかも確認します。 - 仮置きで位置を決める
マスキングテープなどで仮に目印を作り、実際に手を伸ばして高さが合うかを確かめます。 - 置く物を決めておく
棚付きなら「スマホだけ」「芳香剤だけ」など、置く物を決めます。重さが増えるほど固定が難しくなります。
この準備をしておくと、作業が途中で止まりにくくなります。特にネジ穴の間隔は見落としがちで、ここが合わないと「結局、追加で穴を開けるしかない」という状況になりやすいです。賃貸で穴あけを避けたいなら、ここは最優先で確認したほうが良いです。
次に、取り付け作業そのもののコツです。付け替えでよくある失敗は、「ネジの締めすぎ」と「ネジの効いていないのに無理に固定する」の2つです。締めすぎは壁材を潰してしまい、逆に緩みやすくなることがあります。効いていない場合は、空回りして固定が弱く、使ううちにグラつきが出ます。
そこで、初心者でも判断しやすいように、危険サインを箇条書きにします。作業中に当てはまったら、いったん止まったほうが安全です。
- ネジを回しても手応えがなく、ずっと軽い
- ネジが途中から急にスカスカになる
- 締めたのにホルダーが左右に動く
- 壁紙が引っ張られてシワが寄る
- 金具が斜めになっても直らない
こういうときは、無理に続けるほど壁を傷める可能性があります。特に石膏ボードだと、ネジ穴が崩れると戻しにくくなります。賃貸の場合は、ここで踏ん張らずに、別の方法(既存穴流用、差し込み、アンカーの使用など)に切り替えるほうがトータルで安心です。
また、棚付きのホルダーに交換する場合は、水平も大切です。少し傾いているだけで見た目が悪くなるだけでなく、紙が偏って回ったり、押さえ板がうまく当たらなかったりして使いにくくなります。水平を取るために本格的な道具がなくても、目印を作って左右の高さを揃えるだけでも改善します。テープで目印を付けて、左右の高さを同じに合わせるだけでも、仕上がりは変わります。
実例として、よくある“惜しい失敗”を一つ紹介します。棚付きに憧れて交換したものの、棚が低くて芯の交換がしづらくなり、毎回イライラするケースです。見た目は良くても、交換のたびに手が当たるとストレスになります。こうした失敗は、事前に芯を外す動作をシミュレーションし、手が入る余裕があるかを見るだけで防ぎやすいです。
付け替えは、作業自体より「準備」と「判断」で差が出ます。次は、賃貸で特に多い石膏ボードの壁でも安心できる方法を、具体的に解説します。
石膏ボードでも安心な方法

石膏ボードでも安心して取り付けるには、「下地に効かせる」か「石膏ボード用の固定方法にする」か、どちらかを選ぶのが基本です。石膏ボードは表面が硬そうに見えても、内部はもろい素材なので、ネジをそのまま入れるだけでは保持力が足りないことがあります。だから、石膏ボードに合った固定に切り替えるだけで、グラつきや落下のリスクは下がりやすいです。
まず考えたいのは、木下地がある場所に取り付けられるかどうかです。木下地があるなら、ネジでしっかり効かせられるので、強度面では有利です。ホルダーの位置を少し移動できるなら、下地のある位置に合わせるのがいちばん安心です。ただし、賃貸では位置移動のために追加の穴あけが必要になるケースもあるので、「穴を増やしたくないのか」「安全性を優先するのか」を先に決めることが大切です。
次に、下地がない、または位置を動かしたくない場合です。この場合は、石膏ボード用のアンカーを使う方法が現実的です。アンカーは、石膏ボードの中で広がったり引っかかったりして、ネジの保持力を高めるための部品です。これを使うことで、ネジだけより固定が安定しやすくなります。
ただし、アンカーにも種類があり、向き不向きがあります。ここでは細かな商品名よりも、考え方が分かるように整理します。
| 方法 | 特徴 | 向いているケース |
|---|---|---|
| 木下地にネジ固定 | 強度が出やすい。長期でも安定しやすい。 | 位置調整ができる/下地が狙える/棚付きも検討したい |
| 石膏ボード用アンカー | 下地がなくても保持力を上げられる。種類選びが重要。 | 位置を変えたくない/ネジ固定が必要/できるだけ安定させたい |
| 差し込み・引っ掛けタイプ | 穴あけを避けやすいが、耐荷重は控えめになりやすい。 | 賃貸で原状回復を最優先/軽い小物置き程度で十分 |
石膏ボードでの失敗で多いのは、「ネジが効いていないのに締め続けて、穴が広がる」ことです。穴が広がると、さらに効かなくなり、グラつきが増えます。だから、手応えがない状態で無理に締めないのが大前提です。もし空回りしたら、別の固定方法へ切り替えるサインだと考えると安全です。
また、棚付きにしたい場合は、石膏ボードでは特に“置く物を軽くする”ことが重要です。たとえばスマホは毎回置いたり取ったりするので、棚に動きが出ます。動きが出るほど、ネジやアンカーに繰り返しの負荷がかかります。棚を付けるなら、奥行きを深くしすぎない、物を増やさない、などのルールを作ると、長期的に安定しやすいです。
ここで、石膏ボードでも安心しやすい実例を3つ紹介します。取り付けのイメージが掴みやすいように、考え方をセットで書きます。
- 実例1:既存穴を活かしつつ、保持力を上げる
既存のネジ穴が弱っている場合、無理に同じネジで締め直すより、保持力を補える方法に切り替えると安定しやすいです。グラつきが減るだけで、使い心地が大きく変わります。 - 実例2:棚は“浅く・軽く”で設計する
棚付きにする場合でも、奥行きを最小限にし、置く物をスマホ程度に限定します。テコの負担が減るので、石膏ボードでもトラブルが起きにくくなります。 - 実例3:穴あけを避けるなら差し込みで小物置きを作る
どうしても穴あけが不安なら、既存ホルダーを活かして差し込む棚やトレーを追加する方法にすると、壁への負担を増やしにくいです。軽い用途に割り切るのがコツです。
石膏ボードは怖いと思われがちですが、怖いのは素材ではなく「合わない固定をすること」です。下地に効かせるか、石膏ボード向けの固定にするか、あるいは壁に負担をかけない設計にするか。このどれかを選べば、トイレットペーパーホルダーdiyでも十分に安心して使える形にできます。
この先のパートでは、さらに具体的に「差し込むだけの簡単DIY」や、ミシンなしでできるアレンジなど、作り方の幅を広げていきます。取り付けの基本を押さえたうえで進めると、失敗の確率を大きく下げられます。
差し込むだけの簡単DIYとは
トイレットペーパーホルダーdiyを「賃貸でも気軽に」「工具をほとんど使わずに」進めたいなら、差し込むだけで完成するタイプがいちばん現実的です。壁に穴を増やさず、ネジを外す作業も最小限で済むので、失敗してもすぐやり直せます。結論としては、差し込みDIYは“強度を必要とする部分をいじらず、使いやすさや見た目を足す”発想で作ると成功しやすいです。
差し込みDIYが向いている理由は単純で、トイレットペーパーホルダーの中で一番トラブルが起きやすいのが「壁への固定」だからです。固定に触れない設計にすれば、石膏ボードの不安や原状回復の心配が大幅に減ります。そのかわり、差し込みタイプは“重い物を支える”のが苦手なので、何を足すのかを軽量に絞ることが重要になります。
まず、差し込みDIYが成立する代表的な形を3つに分けて整理します。どれも「元のホルダーはそのまま使う」ので、初心者でも取り組みやすいです。
| 差し込みDIYの型 | どこに差し込む? | できること |
|---|---|---|
| 芯棒まわり型 | トイレットペーパーの芯棒(棒・アーム)部分 | 簡易棚・飾り・ズレ止めの追加 |
| 上面のせ型 | ホルダー上部(カバーの上や台座の上) | 小さなトレー置き・滑り止め追加 |
| 側面ひっかけ型 | ホルダーの側面やアームに引っ掛ける | 掃除シートの小袋・軽いフック収納 |
差し込みDIYでまず意識したいのは、「紙を引く動きの邪魔をしない」ことです。棚やトレーを付けると便利ですが、ペーパーを引き出すときに指が当たる、紙が引っかかる、芯の交換がしづらい、といった問題が起きると本末転倒です。設計の段階で、紙を引く・切る・交換する動作を一度シミュレーションし、干渉がない形にすることが大切です。
次に「重さの上限」を決めることです。差し込みは便利ですが、固定がネジほど強くありません。スマホ程度なら工夫で対応できることもありますが、重い芳香剤のボトルや予備ロールを乗せるのはおすすめしません。差し込みDIYは“軽い置き場を作る”くらいに割り切ったほうが、失敗しにくいです。
ここで、差し込みDIYで成功しやすいルールをまとめます。これを守るだけで、ズレや落下のリスクがかなり減ります。
- 置く物は軽量中心(スマホ・小さな芳香剤・軽い飾りまで)にする
- 奥行きを深くしすぎない(前に重さが寄るほどズレやすい)
- 滑り止めを併用して、摩擦でズレを抑える
- 芯の交換動作を必ず確認する(手が入らない形は避ける)
- 角は丸めるか保護して、服や体が引っかからないようにする
では、具体的にどんな作り方があるのか、イメージしやすい実例を3つ紹介します。どれも加工が少なく、やり直しが効きやすい方法です。
- 実例1:薄い板やトレーを“上に置ける形”にする
ホルダー上面に小さなトレーを載せられるように、滑り止めシートで位置を固定します。棚をネジ止めするのではなく、ズレない工夫で実用性を出します。 - 実例2:芯棒周りに“差し込み棚”を作る
芯棒の近くに差し込む形で板を支え、軽い置き場を作ります。芯の交換ができるよう、干渉しない位置と厚みにします。 - 実例3:側面に引っ掛けるフックで軽い収納
掃除用シートの小袋や軽い消臭剤を吊るす程度なら、引っ掛け型が便利です。重い物を掛けないルールにすると安定します。
差し込みDIYは「完璧に固定しないと不安」と感じる方もいますが、目的が“ちょっと便利にする”なら十分役に立ちます。むしろ賃貸では、強く固定して壁を傷めるより、軽量・簡易で試して微調整できる方が失敗しにくいです。次は、布系のアレンジをしたい人に向けて、ミシンなしでもできる方法を解説します。
トイレットペーパーホルダー、ミシンなしでも作れる?
トイレットペーパーホルダーを布で作るDIYは、ミシンがなくても可能です。結論としては、縫う代わりに「折る」「留める」「貼る」の工夫を使えば、ミシンなしでも実用的に仕上げられます。布の良さは、賃貸でも取り外しやすく、失敗しても作り直しが簡単で、見た目の雰囲気を大きく変えられることです。
ミシンなしで作る場合に一番大事なのは、「紙の出しやすさ」と「ズレにくさ」です。布は柔らかい分、形が崩れやすく、ズレると紙が引っかかることがあります。だから、布を“飾り”として使うのか、“ホルダー”として使うのかで設計を分けると失敗しにくいです。
ミシンなしDIYは、大きく分けて次の2パターンがあります。
- 飾りカバー型:既存ホルダーに布を巻いて印象を変える(機能は元のまま)
- 簡易ホルダー型:布でペーパーを支える構造を作る(軽量向け)
初心者の方におすすめなのは飾りカバー型です。理由は簡単で、失敗しても元のホルダーが機能するからです。見た目だけ変えられて、実用面のトラブルが起きにくいです。一方、簡易ホルダー型は工夫次第でできますが、紙の回転が重くなったり、切りにくくなったりすることがあるため、作りながら調整する意識が必要です。
ここで、ミシンなしで布を固定する代表的な方法を整理します。布を留める方法を知っておくと、発想が広がります。
| 固定の方法 | 特徴 | 向いている用途 |
|---|---|---|
| 面ファスナー(マジックテープ) | 着脱が簡単。サイズ調整もしやすい。 | カバー型・巻き付け型 |
| 布用両面テープ・接着シート | 縫わずに貼れる。端処理が簡単になる。 | 端の処理・折り返し固定 |
| 結束バンド・クリップ | 強く留められるが見た目に工夫が必要。 | 裏側の固定・仮止め |
| ボタン・スナップ(打ち具不要なタイプ) | アクセントになる。開閉できる。 | 巻き付けの留め具 |
次に、作り方のイメージが掴みやすいように、ミシンなしでも実用的な例を3つ紹介します。どれも、難しい工程を増やさない方向でまとめています。
- 実例1:布を巻いて面ファスナーで留める“巻き付けカバー”
既存ホルダーのカバー部分や台座に布を巻き、裏側で面ファスナーを留めます。表から留め具が見えにくく、取り外しも簡単です。まずはこれが失敗しにくいです。 - 実例2:折り返しを接着で固定し、端をきれいに見せる
布の端はほつれやすいので、折り返して布用両面テープで留めると見た目が整います。縫わない分、端処理が仕上がりを左右します。 - 実例3:布のポケットを“クリップ固定”で追加する
小さなポケットを布で作り、ホルダー横にクリップで留めて、掃除用シートの小袋などを入れる形にします。重い物は入れないのがコツです。
ミシンなしDIYでありがちな失敗は、「布がたるんで紙に当たる」「濡れやすい場所で汚れが付く」「留め具が目立って安っぽく見える」の3つです。これを避けるには、布はピンと張れる長さにする、濡れにくい位置を選ぶ、留め具は裏側に隠す、という工夫が効果的です。
また、布は洗えるのがメリットです。トイレは清潔に保ちたい場所なので、取り外して洗える設計にしておくと気持ちよく使えます。接着を多用しすぎると洗いにくくなることがあるため、「外せる」「拭ける」「洗える」のどれを優先するかを決めておくと迷いにくいです。
次は、家にある物で試しやすい“ハンガー”を使った活用アイデアを紹介します。100均や工具に頼らず、発想で便利にできる方法です。
ハンガー活用アイデア
ハンガーを活用すると、トイレットペーパーホルダーdiyのハードルがぐっと下がります。結論としては、ハンガーは「曲げられる」「引っ掛けられる」「輪を作れる」という特徴があり、差し込み・吊り下げ系のDIYと相性が良いです。しかも、失敗してもやり直しが効き、材料費もほとんどかかりません。
ハンガー活用で大切なのは、安全性と見た目の2点です。金属ハンガーは端が鋭いことがあり、触れると危ない場合があります。また、トイレは狭いので、出っ張りが多いと服が引っかかったり、体が当たったりします。だから、角を作らない、飛び出させない、先端を保護する、という工夫を入れると安心です。
ハンガーDIYの基本形は、次の3つです。どれも難しい加工は不要で、発想として覚えておくと応用できます。
- 輪を作る:ペーパーを通すリングとして使う(簡易ホルダー)
- 引っ掛ける:フック収納として使う(軽い物限定)
- 支える:トレーや小袋を吊るす(動きを最小限に)
ここから、具体的な実例を紹介します。どれも“重い物を支えない”前提で考えるのがポイントです。
- 実例1:ハンガーで“簡易リング”を作り、予備ロールの置き場にする
金属ハンガーを丸めて輪を作り、トイレの収納や突っ張り棒に引っ掛けて、予備ロールを通しておく方法です。壁に穴を開けずに予備を管理できます。 - 実例2:フック部分を活かして“軽い収納”を吊るす
ハンガーのフックを使って、掃除用シートの小袋や軽い消臭剤を吊るします。動くと落ちやすいので、置く物を軽くして、吊るす位置を安定させます。 - 実例3:既存ホルダーの横に“ミニ棚”を吊るす
小さなトレーをハンガーのワイヤーで支え、ホルダー横に軽い置き場を作るイメージです。奥行きを深くしないことが安定のコツです。
ハンガーを使うときの注意点も整理しておきます。安全面と耐久面でここを外すと、便利さよりストレスが上回りやすいです。
- 先端が鋭い場合は保護する(テープやカバーで触れても痛くないように)
- 出っ張りを小さくする(トイレは狭く、引っかかりやすい)
- 重い物を吊るさない(落下すると危ない)
- ぐらつく場所には付けない(動くと外れやすい)
ハンガー活用は、仕上がりの高級感よりも「まず便利にする」「試してから整える」に向いています。最初は簡易な形で使い心地を確認し、気に入ったら素材を変えたり、見た目を整えたりすると、失敗が少なくなります。
最後に、この章で紹介してきた内容を踏まえ、トイレットペーパーホルダーdiyで失敗しないためのポイントをまとめます。ここは後から見返せるように、要点を絞って整理します。
まとめ:トイレットペーパーホルダーdiyで失敗しないためのポイント
トイレットペーパーホルダーdiyで失敗しないためには、「固定に触れるほど慎重に」「軽い工夫ほど気軽に」という考え方が大切です。賃貸や石膏ボードの不安がある場合は、差し込むだけ・引っ掛けるだけのアイデアから始めると、壁を傷めるリスクを減らしながら満足度を上げられます。反対に、棚付きや付け替えに挑戦するなら、壁の種類と固定方法を先に理解し、置く物の重さまで含めて設計するのが安全です。
今回の内容を、失敗を避けるための「行動ルール」に落とし込むと、次のようになります。具体的に何をすればいいかが分かる形でまとめます。
- 壁をいじらない方法から試す:差し込み・引っ掛けで使い心地を先に改善する
- 置く物を軽く決める:小物置きは便利だが、重さが増えるほど不安定になる
- 動作の邪魔をしない:紙を引く・切る・交換する動きを必ずシミュレーションする
- 奥行きは控えめにする:前に出るほどテコで負荷が増え、ズレやすくなる
- ズレ止めを活用する:滑り止めや摩擦で安定させ、強い固定に頼りすぎない
- 安全と見た目を両立する:角や先端の保護、出っ張りの最小化で使いやすくする
トイレットペーパーホルダーdiyは、ほんの小さな改善でも毎日の快適さに直結します。最初から完璧を狙うより、簡単な方法で試し、必要に応じて少しずつ仕上げていくほうが、賃貸でも安心して続けられます。ここまでのポイントを押さえておけば、見た目と使いやすさを両立しながら、失敗の少ないDIYに近づけます。
- ・トイレットペーパーホルダーdiyは、壁の種類(石膏ボード・下地)と固定方法を先に確認すると失敗しにくい
- ・賃貸は原状回復が最優先。既存穴の流用や差し込み・引っ掛けなど“戻せるDIY”から始めると安心
- ・100均アイテムは強度が必要な部分より、滑り止め・収納追加・見た目アレンジの補助に使うと安定する
- ・棚や小物置きは便利ですが、奥行きと重さが増えるほどグラつきやすいので“軽く・浅く・邪魔しない”設計がカギ

